携帯特話
第五三話
題名
境界線
投稿者
パトラ様
私達が住む世界、死者達が住む世界の境界線なんて遠く違う世界にはないのかもしれません・・・。
新幹線に乗っていた時の話です。福岡〜東京間の新幹線で途中トイレに行ったんです。
・・・で、出て手を洗っていたら、大人の男性が着る大きなワイシャツだけ羽織った少年が手を洗っている私の背後を横切ったのです。・・
なんとも、変な格好してる。と思っていると今度は柴犬が走って横切ったのです。
・・・犬!?・・・新幹線に犬がいるわけありません!しかも放し飼いだなんて常識疑います。
おいおい・・!?と、思い通路に出た時・・向こうには渦を巻いた云うならブラックホールみたいな光景が広がっていました・・・。
先輩、先輩!遅いじゃないですか!!と後輩が呼びに来て、我に還れば、そこにはなんら変哲のない車内の光景が広がっていました。
死者達の世界の境界線は遠くにないと云いましたが、あれは多分、その例の境界線だと思えるのです。
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