私が幼い頃、これは母に聞いた話です。
当時、私達母娘(母子家庭)はある都市の郊外に住んでいました。古い家を母が知り合いに頼んで借りていたんですが、私はしゃべりが不得意でそのせいで無口で大人しい引込み事案な子だったようです。
そんな私がある時から「友達」が出来たようで「その子」と内緒でどっかで遊んでいるという事がしばしばあったそうです。最初のうちは母もやっとの思いでって安心していたそうですが、次第に夕方遅くに帰って来たり、どこで遊んでるのかが分からないというような事が度々あり心配になりだした母は私に聞いたそうです。
「ねぇ、友達ってどんな子?」と
そしたら私は、
「おさげの女の子」
とだけ言ったそうです。
それ以上母も詮索する事が出来ず、しばらくは様子を見るということで大目に見ていたそうです。
しかし、ある日、私が大怪我をしたのです。
「どうしたの?何があったの?」
「その子がね・・ジャングルジムから突き落としたの」というような事を私は母に言ったそうです。母はついにその子を探し出そうとしましたが、その子という子は一向に見付からず、
「ねぇ、その子はどこの子?」
「家ないんだって」
「え?」
「その子誰にも見えないんだって」
その意味は一体なんだったんでしょう?
それ以来、私達は違う町に引っ越しました。それ以来その子は私の周りにはいません
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