あれは、もう十何年前になるでしょうか。私は当時大学生で同性の友人とドライブでとある温泉に行く途中、ある峠で事故にあいました。
幸い二人とも骨折で済んだものの、運転してた友人が入院中に、
「事故る時、お前見なかったか?」と隣に横たわる私に聞くのですが事故自体一瞬の出来事だったため他の事に何も気にしてるゆとりなんかありません。よって私は何も見ていないと答えました。
「女がさ、道路の真ん中に突っ立てたんだよ!あの一瞬!見えないわけないだろ!」
それこそ、あり得ないセリフです。真ん中に突っ立てたなら私にも間違いなく事故する直前に見えてるはずです!
だけど私は確かに見なかったんです。しかし、友人も見えたと言い切ります。にわかに信じがたい話ですが、話はこれで終わりじゃないんです。
退院し、自分のアパートに帰った夜、洗面所で顔を洗いパッと顔を上げ、タオルで顔を拭いた時、目の前の鏡を見た瞬間、暗闇の中に白いワンピースをきたショートカットの女の面影が一瞬見えた気がしたのですが一瞬で消えたのでよくは見えませんでした。それから、どこにいても誰かが自分にまとわりついて離れない感覚がしばらく続きました。で、友人に、お前が言ってた女は白いワンピースにショートだったか?と聞いたら、
「お前、見えなかったじゃなかったのか?」
それで経緯を話したら、
「ヤバいな、どうやら俺らそいつ連れて来たみてぇだ」
霊媒師に浄霊をしてもらいに行き、浄霊の前に、この女の霊は浮遊霊で、ちょうど彷徨う途中なにか波を感じて私にとりついていたというのです。そして浄霊してもらったのですが・・・
最近になってまた、あの気配が・・・。
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