物心ついた頃から、沢山の怪現象に出会ってきました。
私自身が、怖いと恐怖を感じた経験からひとつ・・・。
私の小学校では宿泊学習というものがあり、4年生から毎年、「少年自然の家」という施設に2泊3日で泊まりに行きます。
そこは、市街地から車でおよそ1時間程のところにあり、周囲に民家は少なく、林というより森に囲まれた山奥に建っています。
そこで、レクリエーションやキャンプファイアーなどをして過ごすのですが、泊まる施設やその土地に何かと噂のある場所で、子供たちの間でも、
「○○号室は出るんだって。」
「夜中に散歩してるときつねに化かされる。」など噂話は数知れず・・・。
班別に部屋割りが決められて、自分の部屋に向かいました。
私の部屋は、「出る」と噂されていた部屋の隣だったので、幾分かほっとしたのを覚えています。
2段ベッドが部屋の両サイドに連なっていて、一部屋に15〜20人くらいは泊まれる作りになっていました。
子供なので、ほとんどの子供が2段ベッドの上を希望して、私も上を陣取りました。ウキウキで夜を向かえ、散々騒いでみんなが眠りに就こうとした頃、私は胸が息苦しくなり、異様に体がだるく、吐き気を覚え、友達に先生を呼んでもらいました。
熱を測ってもらっても微熱程度。
「上で寝ていたから、下からの熱気で気分が悪くなったんでしょう。下の空いている所に移りなさい。」と、ベッドの下段に移されました。
そこは上の段にはみんなが寝ていましたが、下には誰も寝ておらず、横に6〜7人は寝れるスペースに一人、寝かされました。
先生がたまに様子を見に来るからと入り口に近い場所に寝ていましたが、やっぱり息苦しさと倦怠感と吐き気はなかなか治まらず、眠りに入っていけずにいました。
私はベランダのカーテン越しに見える月明かりをボーっと眺めていました。
すると、そこにベランダの柵の上を歩く猫の影を見て、何か物凄い恐怖を感じて、思わずベランダに背を向けました。
先生来ないかなあ・・と思いつつ、入り口のドアの隙間から差す廊下の光を見ていると、おかしいのです。・・
背中がゾワゾワーッとして、後頭部の髪の毛が一斉に逆立つ様な感覚・・・。
振り返るのが怖い。でも、間違いなくソコに何かがいる。
怖い、怖い、と思いながら顔と体をゆっくり、少しずつ、ベランダの方へ、自分の背後へ向けると、私の真後ろに、おかっぱ頭のたぶん紺色(かすりのような)の着物姿の女の子が私を見て、横になっていました。
私は声が出せず、固まってしまいました。(金縛りではありません。)後ろに向けた顔を戻せないで、私は夢中で目を閉じて、怖いよ〜、怖いよ〜と心で泣いていたように記憶しています。
そして、強い吐き気がしてその場でもどし・・・。気がついたら先生たち数名が私が戻した汚物を片付けていて・・・。泣きながら今起きた出来事を話しましたが、取り合ってもらえず、明け方まで先生が付き添って寝てくれました。
結局、その女の子の正体は不明ですが、今でも暗がりで見た女の子の顔は忘れられず覚えているのです。
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