これは私の姉が体験した話です。
当時高校生だった姉は美術の課題を仕上げるために夜遅くまで居間で絵を描いていました。
居間の照明は蛍光灯と食卓の上の電球の二つがありましたが、姉は電球だけをつけていたので、部屋はかなり薄暗かったそうです。
筆に絵の具をつけて続きを描こうとしたら、筆が空中で固まってしまったかのように動かなくなってしまい、「え?」と思った瞬間、ものすごい力で背後から筆が引っ張られました。
あまりにも強い力で引っ張られたため思わず筆を放してしまうと、筆は弾かれたように後方に飛んでいきました。
振り向いてもそこには誰もおらず、ただ部屋の隅にさっきまで使っていた筆が転がっていただけでした。
姉の背後から筆を引っ張っていたのはいったい何なのでしょうか・・・
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