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●近所の怪談第五夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0484 帰り道 悲寂 様
つい、最近の出来事です。
私は友達と一緒に暗い夜道を家へと自転車で帰っていました。
思ったよりも話が弾んでしまい、テンションが高いまま、人がいない道へと入り込みました。
その時に私は何故か嫌な気配を感じたのです。
何と言えばいいのか、よく分かりません。
唯、後ろに何かいると直感的に感じたのです。
私は怖くなって、友達に後ろに何かいると話したのです。
すると、私は思いっきり背中を叩かれたのです。
驚き、私はつい止まってしまいました。
「えっ、何?どうしたの??」
先に行った友達は焦ったように止まり、振り向いた。
「…M!早く明るい所、行こう!!」
一瞬、顔を強張らせた友達は私にそう叫んだのです。
そして、私が何かを聞く前に自転車を走らせました。
「ちょっ…待ってよ!」
何が何だか分からずに困惑していた私は慌てて友達を追いました。
それから、やっと人通りの多い所に出ると…友達は私を振り返った。
「M、何ともない?」
「別に何ともないよ。唯、何か背中がすっごい痛いけど…」
私の言葉に友達は何処か安心したような笑みを見せた。
「…M、後ろに何かいるって言ったでしょ?あれね、Mのすぐ後ろにいたんだよ。Mの後ろにへばりつく様についてたんだ」
「……別に重さとか感じなかったのに…」
「でも、私は見たよ。振り向いた時に…。だから、危ないと思って少しでも明るい所に行こうって思って…本当に何ともない?」
心配そうな友達に私は笑って見せた。
「平気!早く帰ろう!!」
そのまま私は友達と帰路へとついた。
しかし、それから夜にあの道を通る度にその何かが後ろからついてきては背中にへばりついてきたようです。(私は友達に振り向かない方がいいと言われたので、振り向きませんでしたが…)
別に自分に害がある訳ではないので、今も普通にその道を通っています。
最初は嫌な感じがしたけれど、最近では全くと言っていい程、嫌な感じがしないからです。
そして、今日も私はその道を通って帰るつもりです。
2007/02/
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