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●近所の怪談第五夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0459 あけて・・ 影法師 様
この話は、不幸なのか、あるいは自業自得の結果なのか。
私は後者だなと感じましたが読んだ方々はどうでしょうか?
あるマンションに一人の青年が入居してきました。
少年は以前から一人暮らしがしたいと常々考えており今回それが叶ったのです。
彼が住む部屋の隣は、両親と娘の三人家族が住んでいました。
その娘はまだ身長が足りず、エレベーターのボタンが押せなくて、青年は、彼女と会うたび青年が押してあげていたのです。
そんなある夜、隣の部屋から何か言い争うよな声が聞こえてきたのです。
何事かと思い、青年が時計に目をやると深夜二時、どうせ痴話喧嘩か何かだろうとテレビのボリュームを上げてやり過ごそうとしたときです。
自分の部屋を、ドンドン、ドンドンドン、と切迫した感じでたたく音と、
「あけて、お兄ちゃんここをあけて」という声が聞こえたのです。
青年は、厄介ごとはゴメンだ、暫くすれば静かになるだろ、と思いやり過ごすことにしました。
思惑通りその声も騒ぎも数分後には静かになったのです。
コトは次の日に警察から事情聴取を受け青年の知るところとなりました。
警察は、隣に住む娘と母親が父親に殺されたので昨日の夜何か不審に思うところはないか?また、娘の遺体だけが見つからない。
というものでした。青年は、昨日は熟睡していたのでわからない、と答えたのです。
その日の夜から異変は起きました。
決まって深夜の二時にドアをドンドン、ドンドンドンとたたく音でした。
気にしなければ気づかないほどのちいさな音でしたが、青年は気づいてしまったのです。
そんな夜が二週間ほど続いたある夜、青年はドアを開ける決心をし、ドアをたたく音がし、開け・てみるが誰もいなく
「何だ空耳かよ」とドアを閉め、振り返った先には隣に住んでいた娘が佇んでおり、
「おにいちゃん・・・・・ここ・・・あけて・・・・・」と言ったのだそうです。
2006/08/
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