私が体験した不思議?な体験です
小さい頃から、稀に他の人に見えていないものが見えたりしていました。
けれどその能力は決して強いものではなく、両親も特に気に留めてなかったようです。
体験した不思議な話は、車に乗っていたときに起こりました。
いつも通る道、なんら変哲の無い普通の通りを助手席の私は、ぼーっっと周りを見渡していました。
そのうち、運悪く信号に捕まり、
母は「あ〜もぅ・・また捕まったわ・・・今日はホントよう捕まるわ・・」とぼやいていました。
私は「そういえば、今日はよく捕まるなぁ・・・誰かに止められてるみたいやなぁ」などと冗談めいた事を言って停止した車内で他愛も無い会話をし、何となく外を見ると、あるものが目に留まりました。
時刻は午後2時。往来の多い通りを通っているにも関わらず、ある一箇所がやたら視界に入るんです。
その光景というのが、一軒の家の前で70歳くらいのおじいさんが箒とちりとりで一生懸命掃除をしている姿です。
格好は真っ白な服を着ていて、箒とちりとりで家の前を掃いていました。
なんとなく気になった私は、その家が母の職場の近くにあったので、運転席の母に家の方を指差し
「あそこの家のおじいさんって掃除好き?風強いのに箒とちりとりで掃除して大変やなぁ・・・家の人変わりにやったったらいいのに・・・今日、結構寒いし」と言い母がその方向を見ると、信号が変わり車を発進させました。
そして母はこういいました。
「確かに、あそこの家のおじいさんおったん?見間違えじゃない?」と聞き返してきました。
当然私は「絶対見間違えじゃない。一生懸命掃除してたもん、家の前を」と母の問に反論しました。
母は「そっか・・。あんたはA(妹)と違って怖がったりしやへんから教えとくな?あんたが指差した家は確かにおじいさんはいる、いや、いたやな・・・3日前に亡くなったんよ。」
と母はさらっと言いました。当然私は悪い冗談だと思ったのですが、母は看護婦(今は看護師でしょうか?)、人の死を私よりも身近に感じ、冗談で言うような人ではありません。
「冗談じゃなさそうやね・・・」
その時、不思議とさほど恐怖を感じませんでした。
「ほやからな、あんたがその家ほう見て『おじいさんいる』とか言うからびっくりしたんよ。さっき交差点に止まった時も『まるで誰かが止めてるみたい』なんて言うしさぁ・・・ホントビックリさせやんといてよぉ」
と母は苦笑いを浮かべ私に言いました。
その後、母に無理を言いその家の近くをもう一度通ってみましたが、誰も掃除はしていませんでした。
あの時見たおじいさんは、一体何の為に家の前を掃除していたのでしょうか・・・それは今でも謎のままです。
今私に出来ることはあのおじいさんのご冥福をお祈りするだけです。
以上が私の体験談です。
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