私は小さい頃からTVで放送される恐怖番組や怪奇現象の話などは大好きでよく見ていました。
実際に自分でも奇妙な体験はたびたびしたことがあり、周りの友達には「霊感があるんだよっ!!」と言われていました。
そこで、私のいくつかの体験談の中から今でも鮮明に覚えている出来事のお話をしたいと思います。
初めて記憶に残るような体験をしたのは、小学生の頃でした。
ある夜、いつものように眠っていた私は深夜いきなり目を覚ましました。
特にトイレに行きたいわけでもなかったのになぜか目だけがぱっちり覚めてしまい、しばらくそのままの状態で天井を見つめていました。
すると、ずっと見つめていた天井の私の真上の部分が明らかに周りに比べて丸く暗いことに気が付いたのです。
あれっと思った次の瞬間には、そこに2つの人間の
目がありました。
その瞬間私の体は全く動かなくなり、まるで背中とベットがくっついてしまったようでした。
何かを考える余地もなく、ひたすら目を天井に向けていたら、するするっと上から黒長い何かが降りてきました。
その時点ではそれは何かは分からず、ただされるがままの状態となっていました。
その黒い物は私の顔の周りに、私の顔をつつむようにずるずると落ちてきました。
そしていきなり、その黒い物は先ほどからこちらを見つめ続けている2つの目の女性らしき人物の髪の毛だということが分かったのです。
「あっ…」っと分かった瞬間には、あの髪の毛の動きは止まり天井にははっきりと女性の顔が浮かび上がってました。
「殺されるのはやだ!!」と思い無我夢中で目をつぶった瞬間、長い髪の毛は音を立てながらまた天井へと戻っていき、女性の顔もだんだんと天井へと吸い込まれていくように消えていきました。
何も見えなくなった瞬間、私は目の前がTVの砂嵐のように暗くなっていき、気が付いたときにはいつものような朝になっていました。
「夢か…」と思ったけれど、夢のわりにははっきりと覚えていたし、私のまくらの周りには、明らかに私よりも長い女性の髪の毛が無数に落ちていたのでした。
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