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●近所の怪談第四夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0365 入 院・・ DAD 様
これは私のお客様から聞いたお話です。
そのお客様はいつもご夫婦でランチの時間帯に見えられるのですが、その日の夜は奥様一人でご来店されました。
スーツケースを抱えて、しばらくどちらかへ泊まっていた様子で、疲れきって青い顔をしていました。
「お一人でこんな時間に珍しいですね」
と声をかけると、実は義理の父が倒れて福岡の病院に入院してしまい、向こうの実家に泊まりこみで看病していた、との事でした。
私の主人の母も入院中なので、そんな話のやりとりをしていると、
「実は気持ちが悪い話があるのよ・・・」とこんな話をしてくれました。
その義理のお父さんの付き添いとはいえ、夜は泊まる事ができない病院だったので、ずっと通っていたそうです。
意識もおぼろげだったお父さんの状態も良くなり、意識もはっきりして間もなく、朝からこんな事をいいだしたそうです。
自分の手書きのメモを見せて
「血圧がこんなに異常なんだ、再検査してくれ」と・・・
確かにそのメモに書かれている数字はいつものお父さんの血圧の数値で言うとおかしいものでした。
「でも、いつの間に計ったの?」
お父さんの話はこうでした。
昨日の夜中、巡回中の看護士さんがやってきて、起こされて
「血圧を測りましょう」と言い出した。
素直に計ってもらうと、いつもの自分の標準値ではなく、あきらかにおかしい。
看護士さんも
「おかしいですね、大変な事になる前に再検査をしなければいけません。でも今は夜中なのでとりあえず朝になったら先生に話しましょう」と言う。
不安になったお父さんはとりあえず数字をメモして、明日一番に担当のお医者さんに見せなければ。
と用意していたそうです。
すぐに担当の先生に話したところ、意外な返事が返ってきました。
「うちは夜中に看護士が巡回して血圧を測るような事は絶対にありません。また昨夜そのような事をした看護士もおりませんし報告も受けていません」と。
そう言われてからお父さんは思い出したそうです。
その看護士さんの足の部分は真っ黒でなにも付いてなかった気がする、と。・・・・
何か悪い前触れかと皆心配したそうですが、異常だと言われた血圧も正常で、病状も大事には至る事無く無事退院したそうです。
そのお客様は普段心霊めいた話なんてしない方だったのですごくびっくりしました。
一体なんだったんでしょうね。
2005/07/
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