私は母に霊がとり憑いた瞬間を見た唯一の人物です。
といっても家族は私と母の2人だけなんですが・・・
私の父は私が幼い頃、酒乱と暴力、麻薬の末事故で亡くなりました。
それ以来某県営住宅のアパートの3階で母と2人暮らしでした。 その経験をした当時私は中学2年。
このような生活環境が原因かワルだった私ですが母にだけは悲しい思いをさせなかったつもりで、私自身わりと霊感が強く神経質で何事も敏感でした。
母は鬱病状態が続いており、私がバイトして家計を切盛りしていましたし、母は病で何時も寝たっきりでした・・齢は当時35歳。 あの日は雨が降っていてジメジメしていました。
たださえ、その県営住宅は古びてて尋常ではない程、霊の存在がある事を見てはいませんが感じてはいました。 それが今日という今日はなんか強くて不安でした。 深夜2時・・
母が「あ・・あ・・・」(母は言葉を口にしない)と苦しそうに喚きました。 母さん?」「あ・・ああ」となおももがき苦しみます。
その枕元で男の人の足が正座して見え、慌ててその男の人の顔を見ました。 目だけが・・母を見て睨み付けているのです。
私は慌てて台所の塩を袋ごともってきて部屋の扉を開けた瞬間・・・
男は母の胸元へ透けるように吸い込まれるように入っていきました。 それは煙が漂う感じですが猛スピードで・・ 私はいくら霊感が強くてもその場面だけは驚愕でした。 翌朝、母はいなくなりました。
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