俺がまだ走り屋をやっていた高3の頃。
俺の走り屋先輩でもある従兄のEIZIが事故で死んだ。 実の兄貴よりも慕っていた彼の死を機会に俺は走り屋を引退した。 で、二年半近く一切、車に乗る事が出来ないでいた。 二年半たって、俺もEIZIが事故った歳と同じ20歳になった。 やっと、その事故の傷が癒え少しづつ車にも乗れるようになり、ある夜、彼女と某峠をドライブしていた。 「なぁ、MAI・・ここで、俺の従兄が二年前事故ったんだよ・・・」 「マジィ?」 「マジで・・」 と会話をして、少しいったところのサービスエリアでふたりで夕食にしていると、ヴァン、ヴァーン ・・と聞き慣れたエンジン音が聞こえる。 (ん・・どっかで聞いたような・・・どこだったけな・・・) 聞き覚えがあるのに思い出せない。 すると、峠を下る真っ赤なキャデラック・・・ 「マジかよ!?」ギヨッとした・・・!? 「どうしたん?SINGO・・顔真っ青だよ?」 「ありえねぇ・・」 「何が?」 「あのキャデラック・・」 「え・・?キャデラック?何言ってンの・・さっきまで一台も車なんて・・冗談よしてよ!!」 「ありえねぇ・・なんで死んだはずのEIZIのキャデラックが・・?」今でも、謎である。
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