私が住んでいたS県の田舎で、家は江戸時代からある古い屋敷でした。
私は、母と父が幼い頃に交通事故で亡くなっており、私を育てたのは叔母と叔父でした。 その家は子供が多く、私は離れで暮らしていました。 その離れの玄関に大きな鬼の面が飾られており、幼い頃は、あれが大変怖くてまともに見れませんでした。 それでも、中学になれば普通に見れるようになりました。 そんな、中学三年の夏・・私は、今まで経験した事のない高熱で寝込んでしまいました。 一週間ぐらい魘されたと思うのですが、その最中のある夜、ついに、私は意識不明になってしまったようです。 夢(?)の中で、私は一人で離れの廊下に立っていて、何時もと同じ風景なのに、何処か違う・・ そうだ、鬼の面がない!!どうしたんだ・・ と思っていました。 すると、長い廊下の向こうから背の高い髪の長い女性が私の方を向いてやってくるのです。 (な・・何?)なんか、手招いてる・・ 近づいてくるにつれ、ビクッとしました・・ その女はクターッとしている赤ん坊を抱いているのです・・ 生後間もない!?え?何?と思っていると次の瞬間、女は、こっちに顔を向け・・・ その顔はあの鬼の面を掛けていたのです・・ しかし、よく見ると・・面じゃなくその人の顔・・ 「い・・い・・・いゃあああああああああ」っと叫びながら私が目を覚ますと横には 「夜叉ちゃん・・夜叉ちゃん・・・」と呼び起こす母親熱が冷め、叔母にその話をすると、こんな話があると話してくれました。 それは、幕末期に、主人の妻にお麦さんという女がいて、その主人が浮気をし、そのストレスでお麦さんは流産してしまい、そのショックで狂ってしまい、流産してしまった一年後に亡くなったそうですが、その時の顔はまさに、あの鬼の面そのものだったそうです。 そして以降、このような不幸がないよう、あの鬼の面をお守りに飾っているそうです。 しかし、私は、今まで二度も流産を経験してしまっています。
これは、どう説明すれば・・やはり呪いなのでしょうか・・・
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