今から三年前になるでしょうか・・
あの日は雪が降っていた事を覚えています。
私が住んでいる青森は、冬にはかなり雪が降ります。 当時高校生だった私は、夜の家路を急いでいました。 私の家は、恐山に、ほぼ遠からずの場所で、かなり田舎なところなので、雪が降っている夜中なんて、深々と白い雪が舞い降り、地面は真っ白のところを一人歩くものなのです。 雪景色が凄く綺麗なのですが、心細いものです。 その日は、午後8時まで部活があり、私は、それから約1時間の家路を一人で帰らねばないりませんでした。 そんな時、向こうから身長が120pくらいの小さな女の子が走ってきました。 私は、その子に見覚えがありました。 「雪ちゃん?(仮名)雪ちゃんでしょ!?」 「冬ちゃん!(仮名)」 「どうしたの?久しぶりじゃない!?」 「あのね、あたし、遠くに行く事になったから。」 「え?遠くに・・ってどこへ・・・?」 と云うと、何も云わず、私の後ろを彼女は走って行きました。 「なんのんだろう?って・・雪ちゃんだったら、今も、あんな小さいわけないよね・・・?」
と変でなぁ・・と思いながら家に帰ると、家にいた兄が、「冬子!従妹の雪○ちゃんが、さっき一時間前に、仙台の病院で亡くなったらしい!!」 「ええ!?でも、さっき、雪ちゃんに会ったよ・・」 「何いってるんだよ?」 そうか・・・雪ちゃん・・ お別れを云いに来たんだ・・。
「雪○ちゃん」私の同じ年の従妹で、以前は近所に住んでいて、幼馴染でしたが、9歳の時に仙台に伯父の仕事の関係で引っ越してしまい、12歳の時に癌で病院に入院し、その後は入退院を繰り返していたそうです。
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