中学生の頃、夕方、学校に忘れ物をしたのを思い出したので、取りに行く事にした。
学校に行くと、丁度部活が終わった頃の様だった(自分は帰宅部だった)。 先生が昇降口のカギを閉めていたが、大して気にならなかった。 当時自分の教室は1階にあり、1つの窓のカギが壊れていて、いつもそこは開くようになっていたから・・・ 忘れ物のノートを持ってさっさと帰ろうと思い、水道場の前を通った。 その時・・・ 「ジャー・・・・・・」 音がしたので、水道場の方を見てみた。 水道の1つから、水が出ていた。 勿体無いなーと思って、蛇口を閉め、また帰ろうと歩こうとしたその時、また後ろから・・・ 「ザザーッ・・・・・」 また水が出ていた。 さっきよりも強く出ていた。 少し気味が悪くなったが、また蛇口を閉めて今度は逃げるようにしてその場を離れた。 その時・・・・・・ 「ザザザザァァ―――――!!!!!!」 全ての水道から一気に水が出ている様だった。 けたたましい水音を背に、半ば死に物狂いで走っていた。 校門を出た辺りのところでやっと落ち着けた。 あれはただの見間違い、聞き違いだったんだと自分に言い聞かせ、近くに停めてあった自転車に乗ろうとした瞬間、 『邪魔すんじゃねぇ』
と耳元で囁く男の声が聞こえた・・・・・
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