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百話完結
●近所の怪談第三夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0289 水道 杉菜様
中学生の頃、夕方、学校に忘れ物をしたのを思い出したので、取りに行く事にした。
学校に行くと、丁度部活が終わった頃の様だった(自分は帰宅部だった)。
先生が昇降口のカギを閉めていたが、大して気にならなかった。
当時自分の教室は1階にあり、1つの窓のカギが壊れていて、いつもそこは開くようになっていたから・・・
忘れ物のノートを持ってさっさと帰ろうと思い、水道場の前を通った。
その時・・・
「ジャー・・・・・・」
音がしたので、水道場の方を見てみた。
水道の1つから、水が出ていた。
勿体無いなーと思って、蛇口を閉め、また帰ろうと歩こうとしたその時、また後ろから・・・
「ザザーッ・・・・・」
また水が出ていた。
さっきよりも強く出ていた。
少し気味が悪くなったが、また蛇口を閉めて今度は逃げるようにしてその場を離れた。
その時・・・・・・
「ザザザザァァ―――――!!!!!!」
全ての水道から一気に水が出ている様だった。
けたたましい水音を背に、半ば死に物狂いで走っていた。
校門を出た辺りのところでやっと落ち着けた。
あれはただの見間違い、聞き違いだったんだと自分に言い聞かせ、近くに停めてあった自転車に乗ろうとした瞬間、
『邪魔すんじゃねぇ』
と耳元で囁く男の声が聞こえた・・・・・
2004/09/
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