あれは、私が北海道に住んでいた頃の話。
中学に入学した直後だったと思います。 私の母と父は両働きで帰ってくるのは二人とも深夜か夜は明けた後というかんじで、兄弟もなく、私は一人で留守番をする毎日で、近所は田舎で、ゲーゼ ンや娯楽施設もろくにないので、私は何時も家にいました。 そんな、ある日から異変が起こり出したのです。 最初は、ごくわずかな異変で、気にもとめないことも多く、後で親が気づき、留守番の私の不始末だと言われムシャクシャしていました。 しかし、次第に異変は、鈍感な私すら敏感に感じとれるぐらいになりました。 そして、そう、あれは、よく雨が降る6月中旬の、ある夜・・・・ 私は、今でも思い出すと夜一人で眠れなくなったりします。 深夜1時だと思います。 一人で二階の自分の部屋で寝ている時の事、急に金縛りに合い、動けなくなりました。 手や足も動かず、目も開きません。 すると、女の人の声で 「こっちおいでぇーこっちおいでぇー」 と云うのです。 でも、何故か私は(この声に、答えちゃだめだ)と、強く感じました。 すると、今度は、ベットの下から、強引かつ凄い力で、私を引きずり込む勢いで引っ張るんです。 「おいでぇ、おいでぇ。」と、ひたすら、私を呼ぶんです。 地の底から・・。 (だめよ!答えてはだめ)ずっと、そう、自分に言い聞かせながら、必死は、引っ張る力を払い退けようと懸命になりました。が・・ あの力は馬鹿になりません! すると、突然、 「こい!こいといったらこい」と、あの女の人は、叫び、今まで以上の力で引っ張っていくのです・・・ 助けて誰か〜と私は心の中で叫ぶと、ふと、目が覚めました。 そこは何時ものベット・・もう、朝になっていました。 夢か・・そうじゃない・・・夢なんかじゃない・・と次の瞬間気が付きました・・ だって、体中につかまれたあとのような痣が、たくさん、たくさんあったんだから・・ 今でも、それらは全く消えないのです!もう、20年も経つのに・・。 あの後から、私は、妙に勘が鋭くなったり、霊感が強くなりました。 しかし、あの声に、あんな状態で、よく私は、冷静に「あの声に答えてはいけない」と思えたなぁって・・・・
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