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百話完結
●近所の怪談第三夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0271 三階立て 奇子様
以前、私が住んでいた家は、三階建てでしたが、何故かみんな、その三階の部屋を使わないでいました。
私は、あの体験まで、その理由を知りませんでした。
その日、父と母は、夫婦二人で旅行に出かけており、私一人、留守番でした。
季節は冬で雪の降る寒い夜でした。
時間は、そう・・午前0時。
私は一人で、なんか寂しいので眠らず漫画を読んでいました。
すると、上から(私の部屋は、丁度、三階の部屋の真下)、ゴトゴトという何かを動かす音がしました。
私は、一人だったので少し怖くなりました。
(ど・・泥棒だったら・・どうしょう・・・)
と思い、責任問題もあるので、三階の部屋へ行ってみました。
その時は、なんの変哲もありませんでしたから、気のせいだと、自分の部屋へ戻った、直後、・・
今度は、バタバタと誰かが走る音が聞こえました。
今度は、腹が立ち、もう一度、三階の部屋へ行ってみましたが、なにも変わった事はありません。
少し、イライラしながら、階段を下りようとした時です。
「ぎゃぁ!!」「助けて!」「こ・・殺される!?」という、ただならぬ叫び声が、その部屋から聞こえてきたのです!
怖くなった私は、その部屋に鍵を閉め、自分の部屋で震えていると、なおも、ドタン・・ガシャン・・ドカ・・という、ただらなぬ音が一夜中、ずっと、鳴り響き、怖くて眠れませんでした。
後々、父母が帰ってきて、聞いた話によると、
20年ほど前に、この家に住んでいた家族が、三階の部屋に殺人犯に追い詰められ、全員、その部屋で殺されたそうです。
その家は、アメリカのフロリダにありましたが、2年前、父仕事上の都合で日本に帰る事になり、今は、その家がどうなったかは、私は知りません。
2004/08/
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