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百話完結
●近所の怪談第三夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0258 黒傘の男 ミハロフ・カレンセフ様
あれは、5年前の1999年6月頃だったと思う。
その体験する以前、その場所周辺で大規模な洪水・土砂崩れがあり、沢山の大惨事があり、その日も雨だった。
その日、俺は親父とH町の温泉に行く為、G山を越えて行く事になった。
そのG山も土砂崩れで、当然、徒歩で山を登り降りする人などいない。
峠を越える最中、何度となく土砂崩れの後や、埋もれた自動車を目撃し、峠の中頃に差し掛かった地点で、向うから道路の真ん中を黒い傘で顔を隠し、白と黒の縞模様のTシャツを着た男が、親父が運転する運転席の横を通りすがった。・・・
当然、親父も、それに気付く筈なのだか、何気なく親父に
「なぁ、今さ、男が通りすがったじゃん?いるんやね、こんな雨の日に徒歩だなんてさ。」と、次の瞬間、思いがけない言葉が親父の口から発せられた
「はぁ?今まで、ずっと、そんな奴・・一人もいなかったぞ・・」
と・・!?俺は
「何いってンよ、だって・・・さっき・・!」と言っても、答えは同じ・・・。
怖くなった。・・・・・
恐怖のあまり、もし、あの傘の中の顔が見えた時、一体・・どんな顔をしているのか・・
とも、暫く、想像したりもした。
けれど、今現在となれば、気の毒に思う。
もし、土砂崩れで亡くなった人だったなら、そんな悲惨な最期を遂げたなら、峠を彷徨っていても無理はない。
もし、あれから、成仏してるのなら御冥福をお祈りしたい。
2004/07/
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