あれは、去年の夏でした。・・・・・
私と友人がG県の有名な踊りを見にいった時の帰りです。
盂蘭盆会ということで、踊りは夜どうし行われましたが、私たちはその日に帰らなければならなく、夜遅くにここを離れました。
車を走らせF県を通り、I県にさしかかったところで仮眠しようと閉まっていた喫茶店の駐車場で寝ることにしました。
どれだけ時間がたったでしょう・・・
あんなに眠かったのに、目をつむっても眠れません。
それどころか、目が冴え、吐き気さえも催しはじめました・・
さっきまで、まったく具合が悪いなんてことなかったのに、疲れすぎたのかなあ・・・
困ったなあ、家まであと1時間は運転しなきゃならないのに・・・
と困っていると、突然、隣で寝ていた友人が飛び起きてあたりをキョロキョロ見回しました。
誰かを探しているようでした。・・・
もう、行こうか?ということで私は気持ち悪いのを我慢し運転を再開しました。
すると、どうしたことか、さっきまでの吐き気はうそのように消え、体が楽になりスムーズに運転することが出来たのです。
そして、そこから30分ほど走らせた飲食店の駐車場でようやく仮眠することが出来たのです。
私も友人もさっきとは違ってぐっすり眠りました。
その仮眠するまでの30分の間、車を走らせながら私と友人はさっきの喫茶店の駐車場での出来事を話してました。
実は友人も眠ることが出来ず、目をつむっていただけのこと。・・・・
そして、誰かに外から車内を覗かれているような気配を感じ、飛び起きたのだということです。・・・
でもあたりには誰もいませんでした。・・
その時の時刻は深夜12時・・・
言い遅れましたが、私も友人も微力ながら(友人の方は強いかもしれない)霊感を持ってます。
私は吐き気や頭痛などの神経等で霊を感じ、友人は気配など気の存在で霊を感じます。
そして、この駐車場を出る時にふと真向かいを見てびっくりしました。
駐車場の真向かいにあるもの・・・
それは、墓地でした。・・
今はお盆。死者がみんなここに来ている。
私たちは、どうも、お盆で帰ってきた霊たちに囲まれていたと思われます。
お互いに不快を感じ眠れなかったのはそのためでしょう。
あの時眠ってしまっていたらどうなっていただろうと思うと少々ゾッとします。
それにその時私たちはその墓地で妙なものを見たのです。
それは、ロウソクの火の光でした。
火そのものは見えなかったのですが、オレンジ色の光が風に吹かれ、チラチラと揺れて周辺の墓を不気味に照らし出していました。
お盆なんだから当り前なのかもしれませんが、前にも言いましたように、時刻は深夜12時、よっぽどの変わり者でない限りそんな時刻に墓参りに行きません。
あたりは真っ暗で人一人いません。
民家も周囲にはない状態で、誰が墓参りに行きましょうか?
実際に人が参ったとしても、あまりにも不自然で不気味すぎます。・・・
事故に遭うことも無く、無事に帰ることが出来ましたが、あのロウソクの光は何だったのか?人魂だったのか?未だに謎です。・・・
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