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百話完結
●近所の怪談第三夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0249 帰省中に・・ SERA様
3年前の事です・・・
私達家族は、実家の関西へ車で早朝から向かってました。
首都高、東名、名神と乗り継ぎ、所要8〜10時間位の道のりだったのですが、運悪く
「東名リフレッシュ工事」と重なり、延々のろのろ運転を余儀なくされました。
ようやく東名を抜ける頃、まだ5時過ぎだというのに、土砂降りの雨で、あたりは夜のように真っ暗でした。
東名の出口10k手前地点で工事が解除され、イライラの募ったドライバー達が一斉にアクセルを踏み込んだのは、いうまでもないのですが・・・
料金所が見えた頃、案の定、車3台の事故でした。
何人か、事故の衝撃で、車から飛び出したのでしょう。
雨に打たれ横たわっています。
もう、お亡くなりになってるのが、見て取れました。
「情をかけちゃだめよ。気づかない振りして!」
主人には、強く念を押しました。・・・・
その後、順調に走り続け・・。
いよいよ一つ手前のインターが見えてきて、目的のインターまであと一息・・・
「えっ?」
主人が、一つ手前のインターで降りてしまったのです。
「どないしたん?どこ行くの?」
「いや、こっちやから」
一つ前のインター付近には、主人の実家のお墓があり、街もだいたいは、把握しておりましたが、目的がわかりません。
しばし走って、とあるお寺の前で車を停めました。
石段を少しあがった所に、袈裟を着たお坊様が手を合わせていらっしゃいました。
なんの迷いも無く、私達のところへいらして
「ご苦労様です」と、おっしゃいました。
「仏様が帰られたんですね」と私が言うと
「さっき、あなた方が来はるのがわかったから、仏さんに代わって、お礼しなあかんと思いまして」
「遠回りさせてしもうて申し訳ございません。皆さんのご無事をお祈りさせてもらいます」あぁ・・・
情けかけてしまったのね。だんな・・・
2004/06/
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