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●近所の怪談第三夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
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怪談数
御 題
御投稿者様
0244
スキー場にて
しげ様
私が小学5年生の時に担任の先生から聞いた実話です。先生の大学時代の同級生でAさんはスキー部で主将をしていたのですが、ある大会でAさんのミスで優勝を逃したらしく、かなり落ち込んでいたのですが
「自分の責任で優勝出来なかったのでもっと練習しなければ」と一人であるスキー場に練習に行ったそうです。
到着した日は天候が悪く、吹雪になっていたのでリフトが出ないとの事で練習が出来なかったそうで、ホテルで休む事にしたそうです。
二日目も吹雪が続き、
「このままでは練習が出来ずに終わってしまう」と思い係りの人にリフトを出してもらうように頼みましたが、もし何かあったら取り返しがつかないから、と全く相手にされませんでした。
その時ふとリフト乗り場に、一人しゃがみこむようにスキーのビンディングを外しては、また付けを繰り返ししている人を見かけました。
「あれ!リフト出ないのに何してるんだろう」と思ったらしく、よくその人を見ると服装もスキーウエアーを着ていたのでその時はあまり気にもせず
「俺と同じ様に早く滑りたいんだな」と思い、諦めてホテルに戻りました。
それから三日目、昨日よりましだがまたも吹雪で、リフトが出ないとの事、今日こそ頼み込んででも滑るぞ!と思い自分の事情を話し、上級者であるということでリフトを出してもらいました。
そして準備万端でリフトまで行くと、
「あれ!!」
なんと昨日いた同じ服装の人が、またビンディングを外しては、また付けを繰り返していました。
気味が悪かったのですが、その人はリフトに乗って上がっていきました。
Aさんも準備万端でちょっとしてからリフトに乗りました。
上まで行き滑り始めましたが、ふと妙な事に気が付きました。
前にリフトに乗った人が滑っている形跡がないのです。
「きっとかなりの上級者でかなり腕前があるんだな」
としか思わなかったのですが、その考えは間違っていたのです。
Aさんは無事に滑り降り、またリフト乗り場に行くと、なんとまたさっきの人が同じようにしゃがみこんで同じ事をしていたのです。
ビックリしましたが今度は
「話しかけてみよう」と思い「あの」と言った途端、無視してリフトに乗っていきました。
「なんだよ」と思いAさんもリフトに乗りました。
そして上に到着したのですが、また滑っている形跡がないのです。
さすがに恐くなってきて、
「早く滑って今日は終わりにするか」と思って滑り出しました。
滑ってから少しして、何か後ろから違和感を感じたので、
「誰か後ろからきてるのかな」と思い振り向くと、なんと後ろからだれかが直滑降で、ものすごい勢いでAさんに迫ってきていました。
その顔は額がパックリ割れ、血だらけのものすごい形相で突っ込んできます。
そうさっきのAさんの前を滑っているはずの人だったのです。
それはものすごいスピードで
「お前も転んで死ねー!!!」大声で叫びながら突っ込んで来ました。
Aさんは「助けてーギャー」と叫び、恐怖で転んでしまいました。
転んで周りを見たのですが、誰もいなかったそうです。
急いで係りの人に、一部始終を話ししたところ、「やっぱり出ましたか」とのこと。
吹雪の日はよく出るそうです。
よくよく話を聞いてみると、Aさんと同じくスキー部の人で、吹雪なのに、無理をして滑ったときに、転んで外れたスキーの板が額に突き刺さってなくなったそうです。・・・・・
2004/06/
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