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百話完結
●近所の怪談第三夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0202 金縛り中に・・ TORU様
私は、14歳前後からよく金縛りにかかるようになりました。
この体験は、もうすぐ15歳になろうかという夏のことです。
そのころは、毎晩のように金縛りにかかっていただけでなく、その最中に手や腕を握られたり、布団の上から乗っかられたり、果ては首を絞められたりと、信じられないかもしれませんが、ある護身方法を使わないない限りは、毎晩これの繰り返しだったのです(今でもたまにありますが)。
そんなある晩、夜中にふと目が覚めると、金縛りになった時の独特の感覚が体中を襲いました。
しかし、前述したような現象が、今晩は現れません。
されど、目も開かず、体は動かないまま…。
すると、私が寝ている六畳間の隣の八畳間(ここには私以外の家族3人が寝ている)の奥の方から
「ひた、ひた…」という、裸足で畳の上を丁寧に歩くような足音が聞こえはじめ、それはだんだんとこちらに近づいてきました。
その足音の主は、私の枕元で立ち止まると、そのまましゃがみこみ、顔面を私の顔面すれすれの所まで近づけ、何かぼそぼそとしゃべり始めました。
その声から、若い女性であることは分かったのですが、何を言っているのかは、さっぱり聞き取れませんでした。
しかし、この時はただ恐怖していたので、そのせいで聞き取れなかっただけかもしれません。
冷や汗と脂汗が全身から噴き出して、心の臓はバクバク言って、これほどの怖さは先にも後にもありませんでした。
被憑依経験を持つ母から教わったお経を唱えるような余裕もなく…。
相変わらず女は何かを言い続けている最中、金縛りは突然解けました。
私は思わず声にならない叫びを上げ、布団から飛び起きました。
回りを確認すると、当然その女はおらず、家族も全員寝ていました。
2004/02/
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