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二夜目百話完結
●近所の怪談第二夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0184 住居 おじさん様
数年前、仕事の都合で群馬県の○O市に会社が借りてくれた一軒家で事務所兼住居として住んでいました。
それは二階建て庭付きの少し古い家で、家主の道具が置いてある為、二階は使わないで欲しいとの事でしたが・・・・・・
引越しの時、家に入ると家主の道具は各部屋に有り一階の家具なんかは使っても良いとの話でしたので、食器棚なんかは使わせてもらうことにしました。
この家で驚いたのが、仏壇が置いてあったことです。
普通なら奥の仏間に置いてあるはずの仏壇が台所に奉られているのです。
通常仏様を水のある所へは奉ったりしません。
その仏壇の扉を開けてみると位牌とおじいさんの写真が置いてあるではないですか、家主はよほど不信心な人なのだなと、思いましたが在る物はしょうが無いと引越しを済ませ、そこでの僕の生活が始まりました。
最初に異変に気付いたのはその日の夜から、お風呂に入っていると“トトトトト・・・・・・・・・”
子供が廊下を走る様な音が毎日するのです。
近所に子供が居るんだなぁ位にしか思ってなかったのですが、後に近所の人に聞いてみると
「この近所には子供なんていない」との事・・・・・・・・・
原因も判らず数ヶ月が過ぎた頃、友人2人が遊びに来ました。
その日に限って音はしなかったのですが、翌朝客間に泊まった友人を起こしに行くと何故か部屋の入口が線香臭い。・・・・
一人の友人に確認すると
「臭いがする」というのですが、もう一人の友人は
「そんな臭いしないよ」と言うのです。
その数日後、お盆だったのですが実家に帰れなかった僕はせめてこの家の仏壇くらいお参りしてやろうと思い牡丹餅をお供えして線香を焚いてあげました。
するとその夜緊急の仕事が入った為、出かけようとして玄関に出ると客間の戸に填まった上は曇りガラスなのだが下に来るにつれて透明になっているガラスから足だけが見えたのです。
誰も居るはずが無いので一瞬ドキッとしたが、
「おじいさんが挨拶に来てくれたんだな」と、どういう訳か、納得できました。
その後、足音は続き、時々おじいさんは現れましたが、それ以上の事は無く引っ越す事になりました。
今、あの家は人手に渡ったそうですが、先日群馬へ行く機会があったので覗いたらそのままの状態で人が住んでいました。
足音や、おじいさんは今でもそこに残っているのでしょうか・・・・
2003/12/
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