私が小学2年生、弟は幼稚園の頃のお話です。
私達家族は、お盆に父の里、山陰地方の山奥へ帰省しておりました。
山奥ですから、周りは山と川と田畑ばかり。
私達兄弟は、それでも結構その辺を這いずり回って遊んでいましたが、気の小さい私は母屋に決して背を向けないようにしていたのでした。
お昼になり、母が呼びに来た時、弟がいない事に気づいたのです。
大騒ぎになり、そのうち村中の人たちや、消防団まで出動し、その日の、もう日没近くに弟は見つかったのです。
「お宅の神社で、泣いとったぞ」
と、村の叔父さんに連れられて、帰ってきた弟は、
「お友達が一杯来て、遊びに行こうって言うから遊んでたら、みんな居なくなっちゃったあ」っていうのです・・・
そんなに一杯子供が来てたら、私だって気づくはずですが・・・
「お宅の神社」っていうのは、父の先祖が建てた神社が山の中にあって、その当時でも、すっかり寂れてて、私達はもちろん母も知らず父にいたっては、「あるらしい」くらいのものでした。
夜、布団の中で弟に、
「お姉ちゃんに黙って、勝手によそに行ったら、もう、遊んでやんないよっ!」って言ったら
「だって、みんな、かごめ、かごめって、僕のまわりグルグルまわってたんだよお」と、弟が・・・
その夜は、弟の発言に当時、幼かった私は、凄く怖くなり大泣きをしてしまいました。
そんな不思議な事が過去にあったなぁ〜っと・・
つい先日、思い出したので、弟にこの時の事、母と一緒に聞いたんですが・・・・・・・・
弟は、まったく覚えてませんでした・・・
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