kinjono.com

二夜目百話完結
●近所の怪談第二夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
警告
このページへの直リンクは禁止しております。
必ずトップページの方にお願いします。



>>怪談メインへ戻る

>>二夜目メニューへ
怪談数  御 題    御投稿者様
0178 ドライブウェイ SERA様
あれは、私が18の頃、自動車教習所に通っており、そこで知り合った同い年の男の子が、無事免許を取得し、親に買ってもらった車に乗って、教習所に遊びに来ました。
早速私達は「ドライブに連れてけ〜」と、車に乗り込んだのでした。
当時、ドライブの定番と言えば、R山のドライブウェイでした。
暗黙の了解というのでしょうか、当然そこへ行くのだと思って乗せてもらった私達3人は、乗って1分後に後悔することになったのでした。
土砂降りの雨にもかかわらず、豪快に走り出す彼に
「飛ばしすぎじゃあ無い?」と私が注意した其の直後、前から車が正面衝突!
「ドッカ〜ン!」車はグルグルと3回転して進行方向と逆に止まったのでした。
「ウワアア〜ッ!」・・・「???」みんな無事。
しかも、ぶつかって来たはずの車は、無傷で路肩に停車している。
「今、事故ったよ・・・ねえ・・・?」私達4人は、何が何だか分からない。
運転手の彼が降りて確認したところ、自分の車も無傷・・・・・・・
おまけに、ぶつかって来た筈の車の運転手に
「そんなところで、起用に3回も回って何やってんだ!危ないぞっ!」って叱られるしまつ。
しかし、懲りずにバカな私達は、R山に向かってまた走り出したのでした。
教習所から、R山の入り口まで、約30分弱。
B:「ねえ、あそこ出てから10分しか経ってないのに早いねえ・・」
C:「A君、ドライブウェイに行くんだよね?」
A君:「えっ、違うよ。○○地蔵に行こうと思って。」
R山の心霊スポットの中のひとつ○○地蔵に行こうと彼はしていたのです。
私:「お願い止めて!行くなら、私のいない時にしてっ!」
A君:「なんだよお。SERAが行かないと意味無いじゃん」
私:「だから、いやなんだよっ!何か今日、変じゃん!みんな、おかしいと思わない?あんた、今日、私を誘って、○○地蔵に行こうって、朝からたくらんでたでしょう!」
A君:「ハハハ。みんな知ってるよ」
ーチクショウ〜!はめられたー
そんな中、雨もしだいに小雨になりドライブウェイからコースをはずれ、霊園に向かって行ったのでした。
○○地蔵の云われを私は全く知りません。
なぜ?そう呼ばれるのかも。
なぜなら、それは、お地蔵さんではないのです。
だだの、霊園の入り口に立つ銅像なのですから。
B:「ねえ。あんた、どこ走ってんの?」
A君:「おかしいなあ・・・」
霊園の道案内の標識があり、一本道なので間違うはずもない道を彼は、グルグル巡ってるのでした。
3週目を巡ってる時、
B:「あのさ、なんかずっとあの車ついて来てるんだけど、あの車も、迷ってるのかな?」
私達が乗ってる車の後ろに、白のセダンが2週目あたりからいるのは気ずいてました。
A君:「じゃあ、俺ちょっと、聞いてくるわ。」そう言って、一本道の左脇に車を停車させました。
後ろの車も同じように停車。
彼は、小走りに、其の車へと向かう・・・
歩調が抜き足差し足になってる・・・
そして、まわれ右をしたとたん、もうダッシュ!
で運転席に飛び込んだと、同時にアクセル全開!
もう、私、生きた心地なんかしません。
だって、A君は背中に頭が半分しかない血だらけ
の男の人をオブって帰ってくるんだもん・・・
私は、お守りとして、数珠をいつも携帯しております。
その数珠を握り締め、お経を唱えました。
その間、何度もこみ上げてきて、涙がとめどなくあふれてくる。
彼は、どこをどう走ったのか、R山ドライブウェイの展望台に来ていました。
ここは、昔(今も?)100万ドルの夜景で有名な場所です。
私は彼をこの場所のある位置に連れて行きました。
そして、彼に数珠を握らし、背中にオブっている男の人に、離れていただきました。
私は、霊能者ではありません。
その時は、無我夢中、っていうか、そうしたくなったのです。
雨の展望台でもカップルというものは、どこでも出没するもので、私達は、そこを早々に引き上げ、帰途に着いたのでした。
えっ?なにか忘れてましたか?
ああ・・何故、A君はもうダッシュ!で帰ってきたかって?
だって、一緒にずうっと、ついて走ってた白のセダン・・・・・・
A君が近づいて見たら、側面はボコボコで、運転席のドアは「く」の字に内側に折れ曲がってて、左側の前後のタイヤがないんです・・・
そして、何より、車の中はカラッポだったそうです。
A君だけしか見てないし、私達は車に乗ってましたから確認してないんですが、後の2人は、
「確かに男の人が、運転席に居た。」って言うんです。・・・・・・
私ですか?
見てません。
「白のセダン」って、わかったんですが、目で見てないんです。・・・・・・
2003/11/
>>怪談メインへ戻る

>>二夜目メニューへ

>>次の話へ進む
kinjono.com©2000