kinjono.com

二夜目百話完結
●近所の怪談第二夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
警告
このページへの直リンクは禁止しております。
必ずトップページの方にお願いします。



>>怪談メインへ戻る

>>二夜目メニューへ
怪談数  御 題    御投稿者様
0166 赤い女 MomoYu-☆様
今から6年前ほど、さかのぼるでしょうか・・・
そのころ、私の叔父はタクシードライバーをしていました。
深夜2時ごろだったでしょうか、その日は8月で小雨が降りつく蒸し暑いスッキリしない天気だったそうです。
客もつかまらなくなり、そろそろ、仕事を切り上げようかなぁ。と考えていました。
すると、小雨の中ぼんやりとこちらに手を上げて立っている女の人を見つけたそうです。
「よし、今日はこの人で最後にしよう。」そう考えた叔父は何のためらいも無く、その女の人を乗せたそうです。
けどその女の人は少し不思議で、小雨の中、傘もささず真夏なのに、真っ赤なコートを着ていたそうです。
「変だなぁ」そう思いながらも、道を案内されるがまま、その人を10分ほど乗せて走っていました。
コートを着ている以外はただ少し口数が少ないだけで、普通の女の人だったそうです。
真っ暗な山道に差し掛かった時、突然女の人が
「ここでいいです・・・ありがとう・・ございました・・。」と言ったそうです。
たしかに、こっから先はどう見てもタクシーでは入れない道だったんですが、女の人がこんな夜中に危ないだろうと考えて、徒歩で送ることにしたそうです。
どのくらい歩いたでしょう・・一軒の古びた小屋のようなところにたどり着きました。
「すいません・・では・・。」そう言い、女の人は家に入っていきました。
「女の一人でこんな山奥に・・」叔父は不思議に思い、扉にある、小さな穴から中をのぞくと・・
なんと部屋が真っ赤だったそうです・・・。
その時はただ「この人はよっぽど赤が好きなんだろう」ぐらいしか思ってなかつたそうです。
数日たって同僚に話をしたところ、自分も同じ経験をしたっと話はじめたそうです。
そして一言・・・
「その女の人、目が真っ赤に充血してなかった?」その時、はっと気づいたそうです。
叔父が覗いていたのは真っ赤な女の人の家の中の様子ではなく・・
向こう側から覗き返されていた女の人充血した真っ赤な目だった・・・と・・。
2003/10/
>>怪談メインへ戻る

>>二夜目メニューへ

>>次の話へ進む
kinjono.com©2000