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二夜目百話完結
●近所の怪談第二夜
全国よりご投稿頂いた恐怖体験談を掲載しています。
 

     
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怪談数  御 題    御投稿者様
0161 海釣りの怪(1) ミステリアス庄田様
神戸から3時間ほど懸けて福井県のとある船着き場に向かい釣り仲間と現地集合、テントなどを張る者車の中で眠る者色々です。
サラリ−マンですからお盆休みを利用してのんびり過ごす計画でした。
私たち夫婦は夜中の三時頃に出掛け私は助手席でいつも眠っています。
昼頃になり麦わら帽子を被った老人が手を挙げ夫はその老人を乗せました。
乗せなければ良いのにと心の中で思っていました。
「盆だというのに私は漁に出ましてね、落ちて死んだのです。」
と嗄れた低い声でハッキリ言ったのです。
私は今のが夢とも知らず夫に
「あれっ今の人は?」
「今の人って?」
「今麦わら帽子を被った漁師さんよ」
夫はむかついたように
「誰も乗ってないよ寝ぼけるな!アホ!」
と言われ夢の内容を話すとそんな変な事を会社の連中に言うなよな!と念を押されました。
現地に着くと調度朝まずめと言って一番魚の食い込みの良い時間帯です。
ボ−トを出して釣ったり、波止で投げ釣りをやったり釣りはしないけれどクル−ザ−を持っている夫の同僚に乗せて貰ったりと色々と楽しみます。
昼頃ご飯を炊いて釣った魚を料理してみんなで飲んで食べているとき
「この近くで漁師が1人船から落ちて死んだそうだ、」
夫と私は目を合わせました。
夕まずめになると今日の最後の釣りを楽しみ後は飲み会が賑やかに始まります。
私たちはテントの中で眠るのですが、繋がれている船達が風に押されぎ−ぎ−と鳴ります、人のうめき声のようで不気味でした。
翌朝夫の話を訊き二人でゾッとしました。
トイレに行くのに10分ほどかかるのでテントのそばで用を足していたら、若い高校生位の女の子達の元気のいい声が聞こえた。
遅くまで頑張っているんだなと思いつつ時計を見ると夜中の2時頃、流石に気持ちが悪くなり慌ててテントに潜り込んだそうです。
因みに用をたしているとき、声のした方角を訊くと何とその方角は私たちがさんざん釣りを楽しんだ海でした。
もう一晩泊まりその帰り道とんでもないことが私たちを待っていたとは想像もしませんでした。
海釣りの怪その2でこの続きをお話しさせて戴きます。
2003/10/
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