私が5〜6歳だった時のこと。
乗れるようになったばかりの自転車に乗り、家の近くの道を夢中になってヨタヨタと走っていました。
すると突然「危ない!」という女の人の叫び声が聞こえたのです。
私は驚いて自転車から飛び降り、辺りを見回しましたが誰の姿も見えませんでした。
不思議に思いかけた瞬間、目の前のT字路を軽トラックが勢い良く走って行ったのです。
あのまま自転車に乗っていれば、接触は間違いありません。
あの声の主を改めて探しましたが、誰もいませんでした。
ちなみに軽トラックは近所の酒屋のおじさんの運転でした。
そして私は中学生になり、一人の友人に出会いました。
その友達が、ある日こんな事を言ったのです。
「昨日、あんたの家の近くで自転車に乗った子供がいてな、軽トラの走ってくる道に突っ込もうとしとるから、思わず「危ない!」って叫んでん。
そしたらな、軽トラも子供もフッと消えてしまってん。
私の見間違いなんやろか......」...ありがとうマイフレンド。
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