残業を終え何時も通りバスに乗った私。時間は午後10時30分終電だ。もうまわりを気にすることすら出来ないほどくたびれていたが乗客は私だけだった事は確かである。そこから自宅近くのバス停まではかなりなるので疲れもありバスが走り出すまでには私は睡魔に負け一番後ろの席で窓に寄り掛かり腕組みをして眠りについた。
しばらくして、ふと薄く意識が戻った時、やたらと車内が騒がしい事に気付いた。・・・後から乗って着た乗客達か?老若男女様々な声が隣からも前からも聞こえる。普通に昼間のバスの中の状況である。そしてまた私は眠りについた。
「・・さん、・・・お客さん・・終点ですよ!!」どうやら、かなり寝過ごしたらしい、運転手に起こされ半分夢の中で金を払い、バスを降り、なんとなくその運転手に・・・
「あの運転手さん、夜でも今夜みたいにたくさんお客乗るんですか?」と聞くと・・・
「なぁにいってんの、お客さん。今晩今の便乗ったのはお客さんだけですよぉ。まぁ、寝ぼけてたんでしょう(笑)」ああ、そうか夢見てたのかな?疲れてたし。と最初は思った。しかし、あのざわめき声は今でもリアルに思い出す。あれは・・一体・・・。
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