夢なんていうのは妄想で自分一人が見るものだとばかり思っていました。
だけど、あの夢だけは違いました。
私がまだ随分小さい頃、あれは豪雨が吹き荒れる晩でした。
奇妙な夢でした・・・私を取り囲む様に僧侶が群れてお経を延々と唱えているのです・・・
「南無阿弥陀仏」を繰り返す僧侶達は皆無表情でだんだんと私に近付いてくるのです。
そこで目が覚めたのです。
するとバタバタと足音が聞こえ母が入って来ました。
「あんた、大丈夫?」と母が、
「え?何が?」
「変な夢見たのよ!あんたがお坊さんに囲まれている夢」
「!?」
そんな事があっていいんでしょうか?
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